(※本記事は2011年8月31日に執筆したものに、加筆、訂正を行ったものです)
日本語をマスターしかけの、つまり、日常会話がなんとかこなせるレベルに達した外国人は、なぜ、ああも漢字を使いたがるのだろうか。
「資料に纏めました」
「如何でしょうか」
「此処に記述しております」
「誠に有難う御座います」
なんだか、古風な文学作品を読んでいるような趣があり、かえってこちらが気後れしてしまう。
「テスト結果が可笑しい」
これを見たときは、本当に可笑(おか)しかった。この人は、テスト結果を見て思わず口元が緩んだのだろうか、あるいは首を傾げずにはいられなかったのだろうか、どっちなのかよくわからなかった。
「ロボットの動作が可笑しい」
こう書かれたら、いよいよわからない。なんでも漢字で書くのも考えものである。
また、ちょっと難しい(かっこいい?)表現を知ると、すぐ使いたくなってしまうのも、彼らの特徴である。
「20日までにご回答いただければ幸いです」
「早速のご回答、ありがとうございます」
「ご多忙中のところ大変恐縮ではありますが」
などと書こうものなら、次のメールから早速使われてしまうのだが、ちょっと間違ってしまうのも、彼らの特徴である。
「送付申し上げていただいていた資料をご確認させていただきます」
ここまでくると、間違いを指摘したい衝動に駆られてしまうが、このままのほうが可笑しいので、あえて放っておく私。
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