2022/09/20

不意打ちの英語

(※本記事は2012年2月6日に執筆したものに、加筆、訂正を行ったものです)


コンビニでレジ待ちをしていたときのこと。

私の前の客が外国人で、店員に英語で注文を始めた。

蒸し器に入っている肉まんを指差し「これを1つください」と言ったようだが、その女性店員は聞き取れなかったのか、「これですか?」と日本語で聞き返した。客の方は日本語がほとんど話せないようで、やはり英語で返した。

「ただいまお弁当を温めていますので、そちらでお待ちください」

と、右手で示すも、客は「そっちを見ろ」と言われたと勘違いし、指示通り左を見た。しかし、そこには見て楽しくなるようなものは何もなく、すぐ店員の方へ首を戻した。

パニックである。とにかくこの場をやり過ごそうと、手早くレジ袋に箸を入れて渡そうとしたが、客は、

"No, not need Hashi, I have mine."(箸はいりません。自分のを持っているので。)

と、「箸」だけを日本語で言うと、それを袋から取り出して返した。店員は、なぜ返されたのか分からない様子。

結局、この店員は「ありがとうございます」も言えずじまい。


これを笑うことはできない。


私は、なぜか他人に話しかけられることが多く、道端でもよく道を尋ねられる。

海外滞在中も、よく観光客に道を尋ねられたりしたのだが、あれは結構困る。道なんて知らないんだから、答えようがない。その時は、常套句 "I am a stranger here, sorry."(不案内です)を返すだけだ。

でも、海外ならまだいい。そういう体勢が整っているので、英語で来られてもなんとかなる。

本当に困るのは、日本で外国人に話しかけられる場合だ。

"Excuse me, would you tell me where the bank is?"(すみません、銀行はどこですか?)

などと、中学校レベルの英語で尋ねられたが、とっさには聞き取れなかった。たまたま横に、海外に住んでいた同僚がいて、そつなく対応してくれたのだが、私一人だったらどうなっていたか。

目の前で起きたのは、そんなやりとり。本当に笑えない。


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