2022/09/08

1元で何が買える(た)か

(※本記事は2011年7月6日に執筆したものに、加筆、訂正を行ったものです)

よく、外貨の価値を説明するために、「日本円で約1万円」などと為替レートで換算した額を添える場合がある。しかし、必ずしも為替レートが現地の物価を的確に示しているとは限らない。

以前、中国では1元で500mlの水が買えると書いたが、日本円にすると約13円となり、あまりにも安すぎる。これが、1リットルのリンゴジュースとなると15元、日本円で200円弱となる。それでも「安いね」と思われるかもしれないが、500mlのペットボトル入りのミネラルウォーターが15本も買えてしまうわけだから、単純に日本の場合に置き換えると、2,000円近くもすることになる。あまりにも高すぎる。

中国で流通している貨幣を並べた写真
中国で流通している貨幣

じゃあ、1元を何円と考えれば妥当なのか。

成都のサラリーマンが昼食に払える額は、高くても20元らしい。リーズナブルなのは、15元くらいまで。韓国料理店の石焼ビビンバが12元くらい。とすると、1元=50円が妥当なところか。為替レートの4倍くらいだ。ちなみに、中国の大卒初任給が平均2,000元くらいというから、人件費が安いことを考えればいいセンなのではないか。

では、このレートを使って私が実際に購入した商品の値段を見ていこう。

  • カフェテリア方式のチェーン店のご飯は、茶碗1杯で0.5元(25円)。ただし、お替りは自由。
  • 1.5リットルのミネラルウォーターは、2元くらい(100円)。
  • 竹製の爪楊枝は、3元(150円)。
  • タバコは、20本入りで約5元(250円)。
  • ビールは、500ml入りで4~6元(200~300円)。
  • カップ麺も、4~6元(200~300円)。
  • 子供用の安全鋏は、約6元(300円)。
  • レンジでチンするポップコーンは、約7元(350円)。
  • 料理店の中国式焼きそば(炒面)は、1皿で8元(400円)。
  • 洗剤は、約700g入りの粉末で10元(500円)。
  • ネッスルのインスタントコーヒーは、50g入りで約20元(1,000円)。
  • ティッシュペーパーは、400枚入り×3個で約20元(1,000円)。
  • 男性用の下着は、1枚25~40元(1,250~2,000円)。
  • 男性用のビニール製草履は、約30元(1,500円)。
  • あの「和幸」のとんかつ定食は、ヒレとロースのミックスで62元(3,100円)。
  • そして、西洋式のサーロインステーキは、最低でも100元(5,000円)。

本来の為替レートなら、この4分の1だ。

ちなみに、カゴメのトマトジュース(900ml入り)は、20元(1,000円)だった。輸入品は、概して為替レートで換算した額(260円)のほうがわかりやすいが、現地人にとっては高いことがよくわかる。レクサスなんて、100万元(5,000万円?!)とかだからね。

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