(※本記事は2012年2月1日に執筆したものに、加筆、訂正を行ったものです)
私は腎臓に持病がある。ただし、重病というわけではなく、現在は経過観察中。幸い、年に2回検査を受ける程度で済んでいる。
検査の種類は、おなじみの尿検査に加え、KUB、腎エコーと、このIVPだ。3つを一度に受けるわけではなく、それぞれをローテーションして受けている。
KUBは、日本語で腹部単純X線撮影といい、その名のとおり、ただ普通に腹部のX線撮影を行うもの。Kは腎臓(Kidney)、Uは尿管(Ureter)、Bは膀胱(Bladder)を指す。
腎エコーは、胎児の様子を確認するため妊婦が受けるものと同じだが、部位が違う。産婦人科では仰臥または横臥だが、泌尿器科では伏臥で受ける。腎臓が背中のほうにあるからだ。
で、IVPだ。これは、経静脈性腎盂造影(けいじょうみゃくせいじんうぞうえい:IntraVenous Pyelography)という早口言葉みたいな名前の検査で、静脈から造影剤を注入し、時間を置いて4回ほどX線撮影を行う(5回の場合もある)。内訳は、注入前に仰臥で1回、注入5分後と10分後のそれぞれ1回、そして最後に、立位で1回だ。
これにより、造影剤が腎臓で濾されて膀胱に溜まるまでのスナップショットみたいなものが撮れる。造影剤が通った場所は白く写るので、臓器の形状はもちろん、結石の有無や排泄機能の状態もわかる。
それでも、素人の私にはどこに腎臓が写っているのかさえわからない。医師に「ここ」と示されてはじめて、「ああ、これね」とわかる。骨みたいにはっきりと映るわけではないのだ。
ちなみにこの検査で注入される造影剤(オムニパーク300という、ヨードを含むもの)だが、一旦肺を経由するせいか、吐く息に混じるため、酒を飲んだような錯覚に陥る。体全体もちょっと火照ったような感じになる(副作用ではないと思われる)。もっとも、脳は普通なので、ほろ酔い気分とまではいかない。というか、もし気分がおかしくなったら、それはそれで問題で、すぐ検査技師に告げるべきだ。
という感じの、ちょっと面倒くさい検査なのだが、こっちは何十回と経験しているので、慣れたもの。
でも、やっぱり面倒くさいのだが、転ばぬ先の杖は、多い方がいい。
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